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選挙の憂鬱

2009/08/25 13:00

 

     今朝、選挙区の社民党候補がマイクでしゃべっているのに出くわしました。当然のことながら通行人にまったく無視されていましたが、耳に飛び込んで来た言葉に「自民党民主党という二つの保守政党』(ではダメなので社民党が必要だ) というのがありました。えっ民主党が保守だって?とぶっ飛んでしまった次第です。それならどうして社民党と連立しようとしているのでしょうか。自民党が保守かどうかが疑問になる側面はたくさんありますが、少なくとも麻生さんの姿勢は穏当な保守そのものです。民主党の中味が旧社会党の残党プラス自治労や日教組などの左翼組合勢力で、それに旧自民党の金権政治グループがあたかもフタのようにかぶさっているという実態が、巧妙に隠されているのには、空恐ろしい危機感を感じます。ネット上ではそのような危機感が共有され、口コミやチラシなどで情報を広めようとしている人も、前回の参院選に比べて増えたような印象を受けますが、テレビ+新聞の圧倒的な洗脳能力に太刀打ちすることは難しいと感じます。

    選挙の前評判と結果が大きく異なった例として、1992年のイギリスの総選挙を思い出します。世論調査では、ノック党首率いる労働党が圧勝すると予想されていたのですが、蓋をあけてみると、メイジャ首相の保守党が勝ったのです。単純に言うと、世論調査は保守党に対する不満が蓄積していたことを反映していたのに、実際の投票行動は、労働党に対する不安が表に現われたのだろうという分析が当たっていたと思います。60年代の労働争議が盛んで英国が経済的に沈没しかかっていた時代を思い出した人も多いのではないかと言われていました。
    どっかの知事だか誰だかが、自民党は不満だが民主党は不安だと、利いた風なことを言っていました。実際に政権を担当したら、誰かが不満をもつような施策を行なうことも避けられないことでしょう。それに対して、実績がないところに生じる不安は、漠然としたものになりがちです。しかし、民主党の政策に対する不安は、漠然としたものではありません。政策INDEXにあるような本心を隠したマニフェストだけ見ても、とうてい明るい将来を想像できないものです。ちょっと表現が控えめすぎました。先行き暗いものばかりと言っていいでしょう。
    まず、危険な国に囲まれている日本を守る国防についての政策がありません。今までの国会での振舞いから判断して、日米安保や自衛隊について否定的だということを隠しているから、何も出てこないのでしょう。彼らのなかに九条カルトの信者がいっぱいいて、上層部もその人たちを抑えることができないことの現われでもあります。こんな連中が政権を握ったら、日本という国そのものの独立・存続が危ぶまれるというレベルの話です。だから麻生さんが日本を守ると強調しているのは、この上なく重要な争点なのですが、マスゴミが日本のおかれた危険な状況を報道しないことと、国民も国防の問題を身近に感じない平和ボケに陥っていることから、アピール度が低いままに留まっているのではないかという印象があります。
    教育についても、財源が疑問だらけの子供手当ぐらいしかありません。日教組と手を組んでいるわけだから、その教育方針を書いたらよさそうなものですが、それでは昔の社会党と変わらないということが国民にバレてしまうので、書けないのでしょう。この点は、ほかの危険な政策とともに、偽装に過ぎないと東京都議の土屋さんが正当に指摘しています。土屋都議は民主党に所属しているのにまっとうな批判ができるということは、一縷の希望をいだかせてくれますが、党の上層部が無視することに絶望を感じます。とにかく、一生日教組とともに歩むと明言している輿石参院議員が牛耳っている現状では、まったく教育政策に期待することはできません。
    もう一つ、大事な問題として経済政策があります。麻生首相のもとで思い切った景気対策が行なわれた結果、4〜6月期のGDPは、年率換算で3%以上の上昇に転じていますが、ここで政権交代が起これば、経済面でも大打撃を受けるでしょう。一つは、民主党が補正予算の執行を停止するなどと言っていることが大きな脅威です。彼らの実績としては、衆議院を通った景気対策関連の法案の審議を参議院で拒否しまくって、景気対策を遅らせたことが燦然と輝いていますが、それだけでも、彼らが国民の生活のことなど考えていないことが明らかでしょう。それに、もう一つの問題として、マニフェストに書かれている政策が、どれも景気浮揚につながらないということがあります。
    さらに大きな不安が、マニフェストにではなく政策INDEXに書かれていることからは生じてきます。そこにあるのは、日教組や自治労、民団や解放同盟、朝鮮総連といった勢力との強力な連携、というよりは、民主党を通じてそういう勢力が日本を支配するための施策が並んでいるのです。それを隠しながらのマニフェストであるということが、最大の不安だと言っていいでしょう。
    それでは、このように現実の大きな不安をかかえている党が、かつてのイギリスの総選挙のように、その不安のために敗北するということはありうるでしょうか。それは不可能です。その理由として、ほとんどの人が民主党政策の不安を知らされていないことがあげられます。それは、一つには日本のマスメディアが不偏不党をうたい文句にしながら、そのじつ組合や特ア勢力に支配されたような報道しかしていないからです。さらには、日本人のマスコミ依存度が高いからです。不満はムードだけでもどんどん増幅させることができます。不安は、不安材料を隠されたらいだかれることはありません。マスゴミは参院選のとき以上に一方的なムードづくりに邁進しています。その異常さに人びとが気づくには、痛い思いをするしかないのでしょうか。

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コメント(2)

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2009/08/26 09:45

Commented by milesta さん

こんにちは。
民主党について、すごくわかりやすくまとめられていますね。民主党に投票しようとしている人は、この記事の内容は理解してから投票して欲しいですね。

共産党は、社民党に「民主と連立を組むと九条を守れなくなるぞ。」と言っているらしいですが、つまり、あちら側はあちら側で土屋都議みたいな方がいることを危惧しているのですよね。それが冒頭の「保守」発言に繋がっているのでしょう。
そんな一貫性のない、裏表のある政党が政権をとるということが恐ろしいですね。何をしでかすかわからないですし、党内不一致で全く何もできず国の借金を増やすだけの可能性も大です。

日本ではイギリスのようなことは起きないという最後のパラグラフも同感です。そしてここが日本の政治が堕落した一番のポイントではないかと思います。

 
 

2009/08/27 07:31

Commented by yy10000 さん

Milesta様

 コメント、トラバ有難うございました。時宜にかなった本を紹介されたのですね。危機感を共有していると思っていましたが、再確認できた思いです。

 一つだけ、マスゴミのミスリーディングな言い方のことをつけ加えると、国の借金というのも、誰が借りているかで意味がぜんぜん違います。国債を買っているのが国内の人や企業か、それとも国外の企業かで全然違うんですよね。日本の場合は国内で買っているのがほとんどなので、政府は借金しているけれども民間は貸し手になるので、国としては借金していることにならないのです。だけど、たとえばアメリカの場合は国外から買う割合が多いので、問題の根は深いでしょう。

 民主党の経済政策の問題としては、政府の支出を減らして別の支出に当てるだけなので、ぜんぜんGDPの増大につながらないということもあります。いわゆる全体のパイを大きくすることを考えていないということですね。

 
 
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2009/08/26 18:58

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